【フィールドワーク通信】59. 安乗の海女漁(2)

【フィールドワーク通信】では、調査などで見かけた漁村の一場面を書き残しています。砕けた内容が多いですが、漁村の暮らしが伝わればうれしいです。
フィールドワークは新型コロナウイルスの感染予防対策のもと、相手の許可をとって実施しています。

前の記事はこちら

その日「フタクラ」目の漁に向かう海女さん。
安乗神社に向かって手を合わせ、漁の無事と大漁を祈ります。

船外機で沖の漁場に向かいます。

出漁の準備をする海女さん。

波打ち際に座ったまま足ひれをはき、ガンブリ(磯メガネ)がくもらないように火であぶったフキの葉で拭きます。
「写真とってもええけど、顔は写さんといてな」と撮影の許可をいただきました。

タンポと海女さんをつなぐ綱を腰に巻き、背中にカギノミを挿して準備完了。

タンポにつかまり、漁場に向かって泳ぎ出します。

「今日は波に酔うて気持ち悪いもんで、はよ上がってきたわ」と、一時間ほどで上がった海女さん。

穏やかに見える海も、海中では潮の流れがあり、酔い止めを飲んで潜る海女さんも多くいます。

直接安乗市場に船を着けて出荷する海女さん。

漁協の職員が傷の有無を調べながら計ります。

種類別に水槽に入れ、入札を待ちます。

磯焼けが進む志摩市の中でも、安乗地区はアワビやサザエが比較的多く獲れます。

しかし「去年に比べると安乗も餌になるアラメが段々少なくなってきた」と環境の変化を心配する声も聞かれました。

お忙しい中、色んな話をしてくださった海女さんたち、そして漁協職員の方々ありがとうございました。

(﨑川由美子)

人物の写真は地元の方から掲載許可をいただいています。