【活動報告】菅島で漁業に関する学習会に参加しました

菅島にて10月26日、菅島小学校の児童を対象に、漁業に関する学習会が開催されました。

調理体験や座学を通じて漁業への理解を深めたり、水産物に親しみをもつことで魚食普及や水産物の消費拡大につなげることが目的で、鳥羽磯部漁業協同組合菅島支所の漁業士や青壮年部の方々を中心に企画されたものです。

座学の講師として三重大学から吉村が参加しました。

まずは魚介類調理体験から。子どもたちが、漁業士や漁協青壮年部の方々の指導のもと、地元でとれたタチウオやイセエビを捌きます。

みんなに見守られながら、1年生もしっかり捌きます。頼もしい手つきです。

手際よく捌かれたイセエビたち。
近くでは小学校や保育所の子どもたちがわいわいにぎやか。覗きにいくと、漁師さんが獲った海の生き物を触って楽しんでいました。

みんなが捌いたイセエビやタチウオは、住民の方の調理により豪華なお弁当に変身。楽しそうに完食していました。

昼食の前後は座学で、漁協青壮年部部長さんから菅島のクロノリ養殖について、吉村から鳥羽の海女さんについてお話ししました。

部長さんからのお話は、1年かけてクロノリ養殖の写真や動画を集めた大作。
地元の産業に子どもたちは興味津々で、「見たことある!」「これ知っとる!」など、自分が見聞きしてきたものと講師の話を結びつけ、理解を深めていました。

どんな生き物による食害があるか、という質問では「イシダイ!」「クロダイ!」「マダイ!」「ブダイ!」など大喜利的なノリになり、子どもたちの好奇心と知識力に舌を巻きました(正解はクロダイでした)。

吉村からは、菅島とそれ以外の地域の海女さんを比較して紹介。どうして潜り方やルールに違いがあるのか、菅島の特徴は何なのかを一緒に考えました。

こちらも子どもたちの力が爆発。
「菅島は船で海女漁に出る人がほとんどだけど、なぜカチドという、浜から泳いで潜るスタイルがあるのかな?」と聞くと「岩があったり遠浅だったりして船が行けない浜があるから」。

「菅島は夏だけ潜るけど、どうして冬も潜る海女さんと違うのかな?冬の間は何をしているのかな」と聞くと「ワカメやノリの養殖をしている」「よその海女さんは冬にナマコをとるけど、菅島は漁師さんがとる」。

しかもこれらは1年生からの回答で、いかに普段から身近な海や漁業に興味をもって接しているか、その興味に地域のみなさんが応えているかを実感しました。

しっかりメモをとっていた高学年からは、最後に「菅島の海女漁が当たり前だと思っていたけど、色んな違いがあることに気づけた」というコメントが。

今回の座学が、海女漁がまちの地形や産業のありかた、社会のしくみなどと密接につながっていることに気づくきっかけになればうれしいなと思います。

印象的だったのは、「みんなは海が好き?」と聞いたときの「好きー!」という大合唱。
なかには、大人顔負けのお魚博士もたくさんいるそうです。

地域と子どもたちが深くつながる今回の学習会から、とても刺激をいただきました。
菅島のみなさん、この度はお招きいただきありがとうございました。

(吉村真衣)

人物の写真は地元の方から掲載許可をいただいています。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です