【フィールドワーク通信】56. 磯部の御田植祭(2)

【フィールドワーク通信】では、調査などで見かけた漁村の一場面を書き残しています。砕けた内容が多いですが、漁村の暮らしが伝わればうれしいです。
フィールドワークは新型コロナウイルスの感染予防対策のもと、相手の許可をとって実施しています。

前回の記事はこちら

「ゴンバウチワ」の付いた「忌竹(いみだけ)」を奪い合う、勇壮な「竹取神事」は密を避けるため今年も縮小され、限られた関係者だけで行われました。

関係者によって3回半御料田の中を回されるゴンバウチワ。

こちらは新型コロナウイルスが流行する以前、2017年の竹取神事の様子。
ゴンバウチワが倒される瞬間です。

 

続いては刺鳥差(さいとりさし)の舞いです。

忌柱の傍らで、役人たちを見守るのは御田植祭の師匠、谷崎豊氏(胸に花をつけている方)です。

「今年も皆がりっぱに演じてくれた」とは、谷崎師匠の言葉です。

新型コロナの感染防止対策を講じたうえで試行錯誤を繰り返しながら奉仕した、御田植祭は今年も無事に終わりました。

(﨑川由美子)

人物の写真はすべて地元の方から掲載許可をいただいています。

過去の御田植祭の記事はこちら
【フィールドワーク通信】24. 磯部の御田植祭(1)(2021年)
【フィールドワーク通信】25. 磯部の御田植祭(2)(2021年)

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