【フィールドワーク通信】57. 写真展「あんた、また来たんか?―昭和の漁民を訪ねて」への協力

【フィールドワーク通信】では、調査などで見かけた漁村の一場面を書き残しています。砕けた内容が多いですが、漁村の暮らしが伝わればうれしいです。
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2022年9月3日(土)から鳥羽市立海の博物館で開催される写真展「あんた、また来たんか?ー昭和の漁民を訪ねて」では、海女研究センターが特別協力としてかかわっています。

写真展の詳細はこちらです。

先日、展示写真を撮影された鼻谷幸太郎さんと、その息子さんである編集者・ライターの鼻谷年雄さんがお越しになりました。

鼻谷さんは80代。30〜40代(1970〜80年代)のとき、仕事の合間に県内の漁村を訪れ写真撮影をしていました。

津の白塚や松阪の猟師町、鳥羽志摩で撮影された展示写真について、鼻谷さんの記憶や海女研究センターがもつ知識を組み合わせ、キャプションを作成していきます。

写真はどれも、かつての漁村で見られた何気なく温かい日常を切り取ったものばかりです。
展示では「浜しごと」「浜の子ども」「浜寸景」というテーマに分けてピックアップしています。

皆で作業をするなか、写真を追うごとに鼻谷さんの記憶が鮮明になっていき、現地の雰囲気や会話までありありと思い出されるほどでした。

写真の中の人々は自然な笑顔でリラックスしており、鼻谷さんが築き上げた信頼関係や、それによる安心感が伝わるものばかりです。

現在では見られない貴重な風景や習俗、鼻谷さんだからこそ撮影できた表情が散りばめられた展示写真、そして当時の経験や記憶が反映されたキャプションの数々をぜひ海の博物館でご覧ください。

(吉村真衣)

 

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