【フィールドワーク通信】86. 阪本博文氏写真展「海、なりわい etc.」
【フィールドワーク通信】では、調査などで見かけた漁村の一場面を書き残しています。砕けた内容が多いですが、漁村の暮らしが伝わればうれしいです。
フィールドワークは感染症予防対策のもと、相手の許可をとって実施しています。
海の博物館にて10月5日から、阪本博文氏写真展「海、なりわい etc.」が始まりました。
詳細はこちら(海の博物館HP)
長年鳥羽志摩地域の漁村の暮らしや年中行事を撮影してきた阪本博文氏による、2006〜2023年の17年間にわたる写真が並べられています。
漁村フィールドワーカーとしてヒヨッコの私、漁村に通い出した当初からたびたび現場で阪本さんにお会いしては、撮影される姿を見てきました。
年中行事など、被写体のことを詳しく教えていただいたことは少なくありません。
漁村の人々による躍動感と笑顔にあふれる「なりわい」の一瞬を、迫力がありながら細やかに、みずみずしく切り取る阪本さんの写真を目の前にすると、つい吸い込まれてしまいそうな気分になります。
17年のあいだに、鳥羽志摩の海もなりわいも変化してきました。阪本さんが見つめ続ける「なりわい」を、ぜひご覧になってください。
(吉村真衣)