【フィールドワーク通信】55. 磯部の御田植祭(1)
【フィールドワーク通信】では、調査などで見かけた漁村の一場面を書き残しています。砕けた内容が多いですが、漁村の暮らしが伝わればうれしいです。
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去る6月24日(金)、伊雑宮の御料田(ごりょうでん)にて御田植祭が執り行われました。
早朝、上之郷地区の人たちによって忌柱(いみばしら)に取り付けられたゴンバウチワが神事の始まりを待ちます。
本来ゴンバウチワは15メートルほどの高さがありますが、昨年同様小さいゴンバウチワが作られました。
伊雑宮でお祓いを受けたあと、衣装を身にまとった役人(やくびと)たちが、御料田まで列になって進みます。
早苗を奉持して御料田へ向かう作長さん。
その後ろに役人(やくびと)たちが続きます。
神官が御料田を清めたあと、作長が左、右、中と早苗を奉下します。
作長さんが丹精込めて育てた早苗は、20㎝ほどに育っていました。
早乙女と田道人(たちど)が交互に手をつなぎ「の」の字に苗代を三週半し、早苗取りをします。
続きは次の記事で紹介します。
(﨑川由美子)
人物の写真はすべて地元の方から掲載許可をいただいています。
過去の御田植祭の記事はこちら
【フィールドワーク通信】24. 磯部の御田植祭(1)(2021年)
【フィールドワーク通信】25. 磯部の御田植祭(2)(2021年)