【フィールドワーク通信】67. 波切の汗かき地蔵まつり
【フィールドワーク通信】では、調査などで見かけた漁村の一場面を書き残しています。砕けた内容が多いですが、漁村の暮らしが伝わればうれしいです。
フィールドワークは新型コロナウイルスの感染予防対策のもと、相手の許可をとって実施しています。
2月24日、波切の「汗かき地蔵まつり」に行ってきました。
3年ぶりに露天商の出店があり、小雨の中ではありましたが、まつりもにぎわいを取り戻しつつありました。
「久しぶりやなぁ」「元気にしとたかな」と、境内のあちこちに再会を喜ぶ人びとの声と笑い声がありました。
お父さんに教えてもらってかわいい手を合わせます。
「ここは漁業の神さんでもあるしな。」と境内の全てのお堂にお参りする漁師の男性。
志摩市布施田からお参りに来た女性。布施田には汗かき地蔵の日に、「波切まいり」の風習があるそうです。
境内にある地蔵堂、薬師堂、鐘霊堂からは、それぞれ参拝者のために鳴らされる鉦の音が響いていました。
(﨑川由美子)
人物の写真は地元の方から掲載許可をいただいています。